音声誤認識された日本国内住所の事後訂正

第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)FIT奨励賞受賞

Pandrbox LLC米持 幸寿(システム情報科学博士)CEOが、本日(2024年9月5日)、広島工業大学で開催された第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)にて、論文「音声誤認識された日本国内住所の事後訂正」を発表し、FIT奨励賞を受賞いたしました。

本研究では、日本国内の住所を音声入力するシーンにおいて音声認識ソフトウェアが間違った住所テキストを出力した際に、日本郵政が公開している郵便番号データに掲載されている住所文字列から「おそらくこれを入力しようとしたのだろう」と思われる最も近いものに事後訂正する技術を提案し、その効果測定を説明しています。

日本郵政の全国郵便番号データ12万超件のうち、先頭のおよそ4,000件に対して検証を行い、iOSのAPIで音声認識を行った場合に71%の正解率だったものを98%まで改善する手法を提案しています。

本論文発表は、FIT2024 の自然言語処理(NL)4のセッションにおいて、FIT奨励賞を受賞いたしました。

FIT2024
https://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2024/index.html


本研究成果はPandrbox SDKに有償フィーチャーとして提供されます。