音声誤認識された日本国内住所の事後訂正

第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)FIT奨励賞受賞

Pandrbox LLC米持 幸寿(システム情報科学博士)CEOが、本日(2024年9月5日)、広島工業大学で開催された第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)にて、論文「音声誤認識された日本国内住所の事後訂正」を発表し、FIT奨励賞を受賞いたしました。

本研究では、日本国内の住所を音声入力するシーンにおいて音声認識ソフトウェアが間違った住所テキストを出力した際に、日本郵政が公開している郵便番号データに掲載されている住所文字列から「おそらくこれを入力しようとしたのだろう」と思われる最も近いものに事後訂正する技術を提案し、その効果測定を説明しています。

日本郵政の全国郵便番号データ12万超件のうち、先頭のおよそ4,000件に対して検証を行い、iOSのAPIで音声認識を行った場合に71%の正解率だったものを98%まで改善する手法を提案しています。

本論文発表は、FIT2024 の自然言語処理(NL)4のセッションにおいて、FIT奨励賞を受賞いたしました。

FIT2024
https://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2024/index.html


本研究成果はPandrbox SDKに有償フィーチャーとして提供されます。

創業記念日

本日、Pandrboxは創業4年を迎えました。

この4年間、ありがたいことに暇になることなく楽しく過ごさせていただきました。とくに株式会社ギックス様には大変お世話になっております。引き続きよろしくお願いいたします。

この4年間、振り返ってみるといろいろなことがありました。

創業してすぐに新型コロナ騒ぎ。個人事業主になったから皆と違って自宅で引きこもり生活、と思っていた矢先、世界中の人が引きこもり生活になるとは想像していませんでした。

大学院生でしたのでその折にニューヨークでの学会(AAAI)会議出席を最後にしばらく海外へ行けませんでした。

その後2022年3月に学位を拝受。はこだて未来大学大学院より博士号をいただきました。

昨年2023年には「あのSFはどこまで実現できるのか」を集英社インターナショナル様より発売。久しぶりの書籍刊行でした。その原作はアイティメディア社様のテクノロジー名作劇場に端を発します。

昨年より、はこだて未来大学において客員准教授として委嘱いただきました。

コロナ騒ぎもかなり終息したと思います。日本はインフルエンザと花粉も相まって、今でもマスクをしている人が多いですが、行動制限はほぼなくなったと感じます。再スタートの年ですね。

そして今年はPandrbox合同会社として生まれ変わります。

いままで以上に、お仕事の現場に音声言語技術をお届けしたいと思います。乞うご期待!

一周年ありがとう

本日、Pandrbox創業1周年となりました。
昨年、創業早々新型コロナ騒ぎとなり、初年度の目標をいくつか断念することになりましたが、なんとか最初の1年をやりきりました。2周目となりますが、昨年は悩みながら進めてきたことも、すこし慣れて効率よく、さらに挑戦的に進めてまいりたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。